シラカバ花粉飛散開始日予側−休眠打破を用いた方法−

飛散開始1ヶ月前の予測方法

概念
 休眠打破の日を見つけることができれば、その日に
 37日(2004年から2014年の平均日数)を加えると
 シラカバ花粉飛散開始日が判明
 休眠打破とは  6月末から7月初めに、翌年に咲く花芽が形成される.
 花芽は9月初旬に生長が止まり、そのまま
 休眠状態に入り、冬を迎える.
 (夏の気候に花芽の数は左右されない)
 冬の低温が刺激となり、花芽の休眠が破られ、
 温度の上昇とともに花芽は発育し、開花へ向かう
 ・・・休眠打破  シラカバでは雄花と新芽を採用
 雄花の休眠打破  前年度の雄花の休眠打破の日     Fo
 前年度の花粉飛散日の日        Po
 両者の差           D = Po - Fo
 新年度の雄花の休眠打破の日     Fn
 新年度の花粉飛散日    Pn = D + Fn
 Fnを調査 → 飛散日 Pn の推測が可能
 Pnが判明すると、QOLの改善
 新芽の休眠打破  前年度の新芽の休眠打破の日     Lo
 前年度の花粉飛散日の日        Po
 両者の差          DLo = Po - Fo
 新年度の花粉飛散日     Pn = DLo + Ln
 新芽は雄花より6日前後遅れ
沼貝神社のシラカバ
雄花の生長

4月3日が
休眠打破
 
長さはmm
沼貝神社のシラカバ
新芽(頂芽)の生長
4月3日が
休眠打破

長さはmm
基準の長さ
1月2日
中ノ沢地籍

左端中央はノギス
雄花の休眠打破
4月5日
中の沢地籍

花の区別のため、
先端を色分け
根雪が半分見える
蕗の塔がぼちぼち
新芽の休眠打破
4月12日
中ノ沢地籍

根雪が消えそう
蕗の塔が沢山
花粉が飛散した日
5月7日
中ノ沢地籍
 長所  1ヶ月前から花粉飛散日が判定できる
 正確な飛散日判定が可能
 短所  毎日まいにち、執拗な観察が必要
 誰でもできる方法ではない。7:30までにデータ整理
 が必要。8時15分には患者さんが来院するので。
 仕事の前の早朝、日の出から1時間は要す
 3月は5時30分より、4月は4時30分より観察可能
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