採用担当者ならびに希望者へ

 当院の採用のコンセプト 

医療の質の向上:漢字検定2級(高卒レベル

 以下の考えに沿った採用をいたします。普遍的な考え方になると見込まれるものです。

医療の質の向上は、医療事故を無くすことも含まれます。ここ10年、医療事故を防止する方法について、まず第一歩の原因調査が行われ、その全国の結果が報告されてるに至りました。

 医療事故の中には、患者さんの取り違え(患者さんとカルテの間違い)も含まれます。その中には、漢字の「読み違い」など、漢字にまつわる初歩的なミスがあります。そのためには、私どものような小さなクリニックでも、スタッフを教育し、スタッフの能力を一定以上の能力に保つことで防ぐことができます。その方法として、スタッフの漢字能力を一定の基準以上にすることで可能となります。その具体的な方法として、高卒レベルといわれる漢字検定2級に合格することが、質の高い医療スタッフであると判断されます。これにより「漢字を知らない」ことから生じる、名前の読み間違による「患者さんの取り違い」を防ぐことができます。
 「一定能力のスタッフが対応している」ことは、カルテ間違いに基づいた「患者さんの取り違え」から生じる医療事故が防止できます。小さなクリニックといえども、医療事故防止に努力することは、最低限度の患者さんへの誠意です。その意味で、当院は漢字検定の能力をスタッフの採用基準の一つにしております。カルテの取り違いという「小さな間違い」のため生じる事故も、事故は事故です。ゲッペルトの論理をまたなくとも、小さな事故の積み重ねがやがて、大きな事故になります。ぜひとも避けなくてはなりません。

 漢字検定級の能力は、高校卒業程度とされています。大学卒の高学歴を必要としていません。従って、高校を出ていれば、到達できるレベルです。私のクリニックでは、以上の理由により漢字検定2級を採用基準に置いております。冒頭にも述べましたが、いずれ普遍的な採用基準になるものと推測されます。漢字検定は、一年に3回、試験があります。採用希望される方は、その合格証書を持参して下さい。


2006年3月15日記載
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