誰でもできる白樺花粉飛散日の予測法その(1)
シラカバの雄花と新芽の変化
1999年4月22日
飛散19日前.雄花は上を
向いている.
観測予定の枝には
番号を示すテープを貼った.
4月22日
ようやく、
朝日が昇ってきた.
4月30日
5月1日:飛散9日前 雄花の鱗片は黒い.
新芽の先端は白い.雌花はすでに出現している
5月2日
飛散8日前.中央右の雄花が下を
向きはじめた.雄花の付け根の
左下の新芽の中央に、雌花がロウソの
芯のように見える.雄花の鱗片の
縁が白く変化してきた新芽の
先端は緑色を呈した
5月3日
飛散7日前.雄花の先端は
さらに下を向く.
新芽の先端はまだ閉じたままで
開いていない.
5月4日
飛散6日前.雄花の先端は
一本は垂れ下がり、もう一本も
水平より下を向いている.
新芽の葉は少し開き
蟹の鋏のように見えるものがある.
 5月5日:飛散5日前 雄花はさらに下を向く.
雄花の鱗片の隙間が広くなり鱗片と同じ広さとなった.
新芽の形は蟹の鋏を示すものが多い.
5月6日
飛散4日前 すべての雄花が下を向く.
雄花の鱗片は先端まで一つずつ
見分けられる.
先端の新芽はV時形を示し
チューリップの葉の印象
5月7日
飛散3日前 雄花はほぼ完全に垂れ下がる.
雄花の鱗片は隙間より緑色した
ケシツブ大の大きさの花粉袋が見える.
先端の新芽が開らいて角度は、
90度を超え、一枚ずつ区別して
見えるものがある.
5月8日
飛散2日前雄花は長くなり、表面はデコボコ.
雄花の花粉袋は白く変色した.
先端より二番目の雌花の付着した葉は
一直線状に開いた.
その雌花は上を向き始めた.
左下の芽のごとく、
豆電球の飾りのように見えるものがある.
5月9日
飛散前日少し飛散した雄花がある.
風になびく.
雄花は赤い鉄錆色を呈した.
先端から二番目の葉は反り返っていた.
雌花はほぼ上を向いている.
5月10日
飛散日すべて飛散.
葉はほぼ二枚に分離したとが
明らか.
雌花は上を向いている.
5月11日
飛散翌日雄花は伸びきっている.
葉は二枚に分離し
一枚ずつ識別できる.
雌花は突き出て、上を向いている.
5月12日
5月13日
耳展 44:105-112、2001に新たに写真を加え改変
2001年度は新規に秋から写真撮影・・・それを参照する
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