シラカバ花粉
論文・要約
5.北海道のシラカバ花粉飛散数と大分のスギ花粉飛散数の類似性:耳鼻と臨床 64:53-59、2018 西澤伸志 64巻2号論文.pdf へのリンク
要約:北海道のシラカバ花粉飛散数の経年変化と、北海道から1380km南西に位置する大分県のスギ花粉飛散数の経年変化の類似性があるかを調べた。2003年から2012年までのスギ花粉飛散数の経年変化のパターンと、スギより一年先行する2002年から2011年までのシラカバ花粉飛散数の経年変化のパターンが、パターンマッチング法にて一致した。従って、スギ花粉飛散数は、前年度のシラカバ花粉飛散数の一年遅れであることが判明し、シラカバ花粉数の飛散数のパターンより、大分県のスギ花粉飛散数のパターン、前年と比較して飛散花粉数が増加するか減少するかの予測が可能かもしれない
4.シラカバ花粉症:西澤伸志。 野村恭也、本庄 巌、小松崎篤編:耳鼻咽喉科・頭頸部外科クリニカルトレンド Part 4.178-179、2004.中山書店 東京
3.シラカバ花粉飛散日の予測-手軽に樹木を眺めて可能か- 耳展 44:471-475、2001.西澤伸志:
要約 目的:道具が無くても簡単にシラカバ花粉の飛散日を予測できる指標として、今回はシラカバ樹木を眺めて予測できる方法について検討した。方法:雄花の花粉飛散日を樹木にて調べ、同時に樹木の変化を記録した。結果:小枝の新芽が小電球が並んだ電飾様に見える三日後に花粉は飛散した。葉が伸びて開いたことにより小枝の先が葉に隠れて見えなくなる、葉が重なりあって見える、あるいは雄花の付け根が葉に隠れる日に飛散した。飛散三日以前は樹木を離れて見ても飛散日を予測する指標は見いだせなかった。よって、樹木と葉の関係を指標とすると三日前に飛散日を予測する可能性が見いだせるが、容易ではなかった。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo1958/44/6/44_6_471/_pdf
2.誰でもできるシラカバ花粉飛散日の予測法(その2)-気象情報を指標として- 耳展 44:190-194、2001. 西澤伸志 (文字化けが生じた場合:摂氏centigradeが入ります)
要約:道具が無くてもシラカバ花粉の飛散日を誰でも予測できる指標を調べることを目的として、シラカバ花粉の飛散日と当地の気象台の消雪日、積算温度、生物季節を1995年より2000年度まで比較した。消雪日から三週間後、あるいは積算平均温度が151℃に飛散が始まった。生物季節の中で最も早く変化が現われる西洋タンポポの開花日およびエゾ山桜開花日よりシラカバ花粉の飛散は早かった。従ってこれらの指標が花粉飛散日の予測に役立つ可能性は小さい。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo1958/44/3/44_3_190/_pdf
1.誰でもできるシラカバ花粉飛散日の予測法(その1)-シラカバ雄花の変化を中心としてー 耳展 44:105-112、2001. 西澤伸志
要約:道具が無くても簡単にシラカバ花粉の飛散日を誰でも予測できる指標を調べることを目的として、シラカバ花粉の飛散状況と雄花の変化、新芽の変化を検討した。雄花が下垂し始めて六日後に飛散が開始となり、全く垂れ下がってから三-五日目に飛散した。雄花は黒い色から鉄の赤錆色に変色したら飛散した。新芽の二枚葉が蟹の鋏状となってから五-七日後、V字形をしてから五日後に飛散し、葉の先端と基部を結ぶ中央の葉脈が一直線となった二日後に、葉の先端が裏側に反り返り中央の葉脈が弓状(弧状)になると飛散した。雌花が上を向くと飛散開始である。よって、これらの芽吹きの変化を指標とすると誰でも道具が無くても飛散日を予測できる。https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo1958/44/2/44_2_105/_pdf
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