シラカバ花粉

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4.シラカバ花粉症:西澤伸志。 野村恭也、本庄 巌、小松崎篤編:耳鼻咽喉科・頭頸部外科クリニカルトレンド Part 4.178-179、2004.中山書店 東京

3.シラカバ花粉飛散日の予測-手軽に樹木を眺めて可能か- 耳展 44:471-475、2001.西澤伸志:
    要約 目的:道具が無くても簡単にシラカバ花粉の飛散日を予測できる指標として、今回はシラカバ樹木を眺めて予測できる方法について検討した。方法:雄花の花粉飛散日を樹木にて調べ、同時に樹木の変化を記録した。結果:小枝の新芽が小電球が並んだ電飾様に見える三日後に花粉は飛散した。葉が伸びて開いたことにより小枝の先が葉に隠れて見えなくなる、葉が重なりあって見える、あるいは雄花の付け根が葉に隠れる日に飛散した。飛散三日以前は樹木を離れて見ても飛散日を予測する指標は見いだせなかった。よって、樹木と葉の関係を指標とすると三日前に飛散日を予測する可能性が見いだせるが、容易ではなかった。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo1958/44/6/44_6_471/_pdf

2.誰でもできるシラカバ花粉飛散日の予測法(その2)-気象情報を指標として- 耳展 44:190-194、2001. 西澤伸志 (文字化けが生じた場合:摂氏centigradeが入ります)
          要約:道具が無くてもシラカバ花粉の飛散日を誰でも予測できる指標を調べることを目的として、シラカバ花粉の飛散日と当地の気象台の消雪日、積算温度、生物季節を1995年より2000年度まで比較した。消雪日から三週間後、あるいは積算平均温度が151℃に飛散が始まった。生物季節の中で最も早く変化が現われる西洋タンポポの開花日およびエゾ山桜開花日よりシラカバ花粉の飛散は早かった。従ってこれらの指標が花粉飛散日の予測に役立つ可能性は小さい。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo1958/44/3/44_3_190/_pdf

1.誰でもできるシラカバ花粉飛散日の予測法(その1)-シラカバ雄花の変化を中心としてー 耳展 44:105-112、2001. 西澤伸志
          要約:道具が無くても簡単にシラカバ花粉の飛散日を誰でも予測できる指標を調べることを目的として、シラカバ花粉の飛散状況と雄花の変化、新芽の変化を検討した。雄花が下垂し始めて六日後に飛散が開始となり、全く垂れ下がってから三-五日目に飛散した。雄花は黒い色から鉄の赤錆色に変色したら飛散した。新芽の二枚葉が蟹の鋏状となってから五-七日後、V字形をしてから五日後に飛散し、葉の先端と基部を結ぶ中央の葉脈が一直線となった二日後に、葉の先端が裏側に反り返り中央の葉脈が弓状(弧状)になると飛散した。雌花が上を向くと飛散開始である。よって、これらの芽吹きの変化を指標とすると誰でも道具が無くても飛散日を予測できる。https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo1958/44/2/44_2_105/_pdf

学会発表と抄録

21.シラカバ花粉飛散数予測  367本の樹木調査-2017年度用-        
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第215回 2017年3月26日札幌市

 昨年より少ない予想

20.シラカバ花粉飛散数予測  321本の樹木調査-2016年度用-        
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第213回 2016年3月27日札幌市

  昨年の4倍程度の予想

19.350本のシラカバ樹木調査による2015年度シラカバ花粉飛散数予測とその結果
 第19回北海道アレルギー研究会2015年6月27日札幌市 

18.シラカバ花粉飛散量予測 350本の樹木調査-2015年度用-        
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第211回 2015年3月29日札幌市

 「はじめに、目的、方法」 は、下の「16.シラカバ花粉飛散量予測 350本の樹木調査-2013年度用-」に同じ。
2015年度の飛散量は、2012年度の1.23倍、2013年度の0.23倍、2014年度の0.13倍となる。

17.シラカバ花粉飛散量予測 350本の樹木調査-2014年度用-
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第209回 2014年3月16日札幌市

 「はじめに、目的、方法」 は、下の「16.シラカバ花粉飛散量予測 350本の樹木調査-2013年度用-」に同じ。
2014年度の飛散量は、2012年度の24倍、2013年度の4.3倍となる。

16.シラカバ花粉飛散量予測 350本の樹木調査-2013年度用-
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第207回 2013年3月17日札幌市
 はじめに: シラカバ花粉飛散量の予測方法は、同一樹木の同一枝に着花する花数を経年的に調査し、飛散量と比較して測する方法、スギと同様、前年夏の気温と日射量で推測する方法、過去数年の飛散量を基にした数式を作成して予測する方法がある。後者の2つの方法は、直接、樹木の調査を行わないで、予測する方法であり、実際の樹木に何か異変があっても、そのことが予想に反映されない。前者は、同一の樹木を調べるので、長年の調査が可能であるが、調査する樹木の数が少ないため、統計上、信頼性が足りないことと、樹木の喪失による継続性が失われやすい。これらの欠点を補うため、可能な限り多くの樹木を調査し、その結果に基づいて予想を行うことは、精度の高い調査が行えることになる。そこで、今回、354本の樹木を対象として予測方法を開発した。目的シラカバの小枝の雄花の着花数の割合と、同年の花粉飛散量から、相関関数を作成し、翌年の、飛散量予測を行う。 方法シラカバの小枝の雄花の着花数を調べる。樹木ごとに小枝の先端に雄花が最も多く着花している枝で、雄花が数えやすい枝を選らぶ。その枝の小枝を10本から20本選び、そこに着花している雄花の数を数える。対象樹木は三ヶ所を調べた。一つ目は、三笠市岡山工業団地内の樹高15から20mの樹木116本、二つ目は岩見沢市若松町の樹高8から15mの樹木 147本、三つ目は、岩見沢市東町公園の樹高10から15mの樹木121本の合計384本である。 雄花数と枝数の比率から、6つの群に分けた。雄花数の割合が大きい群として、1.5以上を1.5から2未満と2以上の2つの小群、中間の群は0.5以上、1.5未満を0.5以上から1未満と1以上1.5未満の2つの小群、小さい群として0.5未満を0.1以上0.5以下、0.1未満、全く花のない03つの小群とした飛散花粉数は、著者のクリニックにて、ダーラム型花粉採取機を用い、毎日、飛散花粉量を測定し、その値を用いた。結果各年度の花数と小枝の比率の結果は、6群を大きく3群にまとめて比較した。花がほとんどない0.5未満の割合が、2011年の25.4%に比較し、2012年度は倍近い43.4%であったが、2013年度は21.8%に減少した。中間の群は、それぞれ16.2%、25.7%、26.6%であった。花の多い群は、それぞれ、58.4%、30.9%、51.6%であった。 飛散花粉数は、2011年度は707//cm22012年度は54//cm2であった飛散量に影響を及ぼす、花の多い群の割合を用いて、出来るだけ単純な関数を作成すると、Y=A1X1とした場合、Y=花粉数//cm2A10.6X1={(1.5以上の%)/10}?とする。すると2011年度は、0.6 X 5.84?=697.92012年度は、0.6 X 3.09?=54.7 となり、誤差は、0.012870.01296となり、誤差は1.3%以下の範囲となった。そこで、2013年度の51.6%を用いて同様の計算を行うと、0.6 X 5.16?=425.4となる。425/7070.60425/547.87となった。したがって、2013年度の飛散量は、2011年度の0.6倍、2012年度の8倍となる。

15. 2010
年度シラカバ花粉飛散量の予測と結果について
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第202回 2010.10.19 札幌市
 にしざわ耳鼻咽喉科クリニック西澤伸志
 はじめに:日耳鼻北海道第201回地方会にて、2010年の予測花粉飛散量(数)を発表したが、実際の飛散数が確定したので、両者を比較し、通産4年目となる本法の現状を報告する。方法:花粉は雄花から飛散するので、年度ごとに雄花の数を調査し比率「雄花指数」を比べると定量的な飛散量予測が可能となる。今回は06年から10年の雄花の数を調べ、06年から09年度の花粉飛散量を用い、10年度の飛散量予測をおこない、実際の飛散量を比較した。空知地方の三市4地区にて同一樹木同一枝に着花したシラカバ雄花の数を5年間、落葉した冬季に数え、雄花指数を求めた。花粉飛散量は、岩見沢市内にて計測した。結果:雄花の数は、06年、07年、08年、09年、10年の順に、それぞれ、2190個、241個、2218個、362個、1880個であり、飛散花粉数は、順に351個、79個、660個、193個、203個であった。「2010年の花粉飛散量は2009年の5倍、08年の0.9倍、06度の40%。飛散数は309/年」と発表したが、10年度の203個は予測の.66%に留まった。従って2010年度の予測は良い結果とはいえない。考案:わずか5年間の比較であるが本年に限り予測量を下回るのみならず、結果の対応が不良だといえよう。雄花指数は、生活圏の雄花を調査している。これらは予想通り日常生活に支障を来たし09年には治ったと思い受診しなった患者さんが10年受診されている。飛散量の総数より、短期間に多量に飛散することが日常生活に支障を来たすといえよう。一日に10/cm2以上観測された日の始まりと終了日の期間が、10年は6日間と短かった。一方、少なかった07年は1日、多量に飛散した08年は30日間であった。これらのことから、雄花指数が対象としていない遅く飛散する山間部等の雄花が何らかの原因で少なかったことが推測され、そのため花粉総数が少なくなったと考えられる。

14. 2010年度シラカバ花粉飛散量予測
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第201回 2010.3.28 札幌市
 西澤伸志(にしざわ耳鼻咽喉科クリニック)
 昨年の5倍、一昨年の0.9倍の飛散量予測。昨年は軽微であったが、本年は、多くの人が困った一昨年と同様の飛散量予測。

13. 2009年度シラカバ花粉飛散量予測と実際の飛散量の比較―雄花指数を用いた予測と結果の比較―
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第200回 2009.10.18 札幌市
 にしざわ耳鼻咽喉科クリニック西澤伸志
 はじめに:日耳鼻北海道第199回地方会にて、2009年の予測花粉飛散量(数)を発表したが、実際の飛散数が確定したので、両者を比較し、通産3年目となる本法の有用性を報告する。方法:花粉は雄花から飛散するので、年度ごとに雄花の数を調査し比率「雄花指数」を比べると定量的な飛散量予測が可能となる。今回は06年から09年の雄花の数を調べ、06年から08年度の花粉飛散量を用い、09年度の飛散量予測をおこない、実際の飛散量を比較した。空知地方の三市4地区にて同一樹木同一枝に着花したシラカバ雄花の数を4年間、落葉した冬季に数え、雄花指数を求めた。花粉飛散量は、岩見沢市内にて計測した。結果:雄花の数は、06年、07年、08年、09年の順に、それぞれ、2451個、276個、2552個、466個であり、飛散花粉数は、順に351個、70個、660個、193個であった。「2009年の花粉飛散量は2008年の1/4倍、07年の2倍、06度の40%。飛散数は140から165/年」と発表したが、それらの数値と、09年度の193個との差は20%前後の軽微なものであった。従って予測は良い結果といえる。考案:わずか4年間の比較であっても各年度とも予測量と結果の対応が良いので、「雄花指数」による花粉飛散量予測方法は有用性が高い。軽微な誤差は、計測していない樹木の中に着花数の多い樹木があり、それらが20%の誤差の主因であろう。この樹木の比率が判明すると精度はさらに高まるが、雄花指数から得られた予測量より20%多い量を予測することにより解決できよう。まとめ:飛散量の定量的予測を目的として「雄花指数」を用い、本年の飛散量予測をおこない、実際の飛散量と比較し、その有用性を報告する。

12.2009年度シラカバ花粉飛散量予測-石狩平野、函館、網走、帯広地方の雄花指数に基づいた予測の試みー
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第199回 2009.3.15 札幌市
 西澤伸志(にしざわ耳鼻咽喉科クリニック) 
  2009年度のシラカバ花粉飛散量は2008年度の1/4、2007年度の2倍、2006年度の40%。本年は軽快な春となる見込み。
飛散量予測は、石狩平野:140ー165個、函館:80−200、網走:140−240、帯広:110−250の予想。

11.2008年度シラカバ花粉飛散量予測と実際の飛散量の比較―雄花指数に基づいた予測―
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第198回 2008.10.26 札幌市
 西澤伸志(にしざわ耳鼻咽喉科クリニック) 
 はじめに:日耳鼻北海道第197回地方会にて、「2008年の花粉飛散量は2007年の10倍、2006年の1.5倍の見込み」と発表した。今回は実際の飛散量と比較した。方法:花粉は雄花から飛散するので、花の数を経年的に調査しその比率を「雄花指数」として、飛散量と対応させると定量的な飛散量予測が可能となる。今回は06年、07年を基準とした08年度の雄花指数と、06年、07年度の花粉飛散量を用いた08年度の飛散量予測と実際の飛散量を比較した。空知地方の三市4地区にて同一樹木同一枝に着花したシラカバ雄花の数を3年間、落葉した冬季に数え、雄花指数を求めた。花粉飛散量は、岩見沢市内にて計測した。結果:雄花の数は、06年、07年、08年で、それぞれ、2451個、276個、2552個であった。06年の基準では08年が1.0407年の基準では08年が9.25。そこで08年度の飛散量予測を多めに繰り上げ06年度の1.5倍、07年度の10倍とした。一方、樹木により年度ごとに花数に差の少ない樹木と、一つも花の無い年と200個以上花ができる年の樹木があった。花粉飛散量は、08年度は、06年度の1.9倍、2007年度の8.3倍であった。従って、08年度の飛散量は06年度の予測1.5倍より大きく、07年度の予測に近い値から良い結果といえよう。考案:昨年の結果は第11回北海道アレルギー研究会で報告したとおり、良い成績であった。わずか3年間の比較であっても予測量と結果は対応が良いので、「雄花指数」による花粉飛散量予測方法は有用性が高い方法であろう。誤差は着花数に変化の大きい樹木と変わらない樹木の存在が挙げられる。まとめ:飛散量の定量的予測を目的として「雄花指数」を用い、本年の飛散量予測をおこない、実際の飛散量と比較し、その有用性を報告する。

10.雄花指数に基づく2008年度シラカバ花粉飛散量予測
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第197回 2008.3.16 札幌市
 西澤伸志(にしざわ耳鼻咽喉科クリニック) 
 昨年の10倍、一昨年の1.5倍の飛散量予測。昨年治ったと判断していた人は、反動で本年はよりつらく感じる予想

9.新しいシラカバ花粉飛散量予測方法「雄花指数」に基づく「2007年度のシラカバ花粉飛散量は2006年度の20%」とした 予測の結果報告.
 第11回北海道アレルギー研究会2007年6月23日札幌市

 西澤伸志 にしざわ耳鼻咽喉科クリニック
 目的:シラカバ花粉飛散量予測の定量化を目的として、新しく「雄花指数」を定義し、その結果を評価する。方法、対象:2006年度と2007年度に定点樹木の雄花の花数を数え、その比率を雄花指数とした。2006年度の飛散花粉数と、この指数との積が2007年度の予測飛散数となる。美唄、三笠、岩見沢3市の911枝の花数を調べた。結果:2006年度の花数は2919個、2007年度は336個より、指数は0.115となった。小数第2位以下を繰り上げ、指数を0.2とした。2006年度の飛散数は351/cm22007年度は79/cm2から、その比率は0.22となり、予測飛散量と実際は一致した。従って雄花指数による2007年度の予測は的中した。考察:2008年度以降も花数を数え、2006年度と比較すると飛散量予測が可能になろう。

8.2007年度シラカバ花粉飛散量予測
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第195回 2007.3.18 札幌市
 西澤伸志(にしざわ耳鼻咽喉科クリニック) 

7.シラカバ花粉飛散日の予測方法―長期積雪消失日から個々の樹木の花粉飛散日までの最高気温の積算温度―
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第192回 2005.10.16 札幌市
 西澤伸志(にしざわ耳鼻咽喉科クリニック)
目的:長期積雪(根雪)消雪日から個々のシラカバ樹木の花粉飛散日までの最高気温の積算温度と、花粉飛散日との関係を調べることで、花粉飛散日予測が可能か調べた。方法:長期積雪消雪日、最高気温は岩見沢測候所の記録を採用した。花粉飛散日の決定は、毎日シラカバ樹木の雄花を観察し、雄花の尾状花序の花粉袋が破れて花粉が飛散した日とした。岩見沢市では2004年と2005年、美唄市では1999年から2004年まで樹木を観察した。岩見沢市で観察した2本の樹木の距離は15m、美唄市で観察した2本の樹木の距離は2200mである。飛散花粉の観測は2001年までは美唄労災病院で行い、2002年度以降は岩見沢市にて行った。結果:岩見沢市の樹木の飛散日までの最高気温の積算温度は312℃〜322℃(平均317℃)と426℃であった。美唄市のそれは312℃〜391℃(平均340℃)と359℃〜417℃(平均390℃)であった。結論:長期積雪消雪日から特定の積算温度になると飛散するので、最高気温の積算温度を計測することで花粉飛散日の予測は可能であると判断した。その積算温度は、320℃から420℃と100℃の幅を認めた。これは20℃で5日間相当となる。この同一地域で積算温度により樹木の飛散日が異なることにより、狭い地域においても花粉飛散量のピークが複数峰認められることへの説明が可能であることも明らかとなった。

6.シラカバ花粉飛散日予測方法ー休眠打破を用いた方法ー
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第189回 2004.3.28 札幌市
 西澤伸志(にしざわ耳鼻咽喉科クリニック)
 雄花と冬芽の休眠打破が開始した日と花粉が飛散した日の日数を調べ、新年度のシラカバ花粉飛散日の予測方法を検討した。休眠打破日の判定は、1月の雄花と冬芽の長さを基準値とし、成長の再開前の3月20日より飛散日まで、これらの長さを毎日計測し、統計的に有意な差を認めた日とした。休眠打破から花粉飛散日までの日数は雄花が31日、冬芽は25日であった。従って雄花の休眠打破を調査すると花粉飛散日を一ヶ月前に予測できる。

5. シラカバ花粉飛散数と患者数の関係
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第184回 2001.9.18 札幌市
 西澤伸志(美唄労災) 
     目的:日毎の花粉の飛散数とシラカバ花粉症が初めて症状発現した日の関係を調べることにより新たな予防策が案出できるか否か調べた。対象と方法:2000年度と2001年度に美唄労災病院を受診したシラカバ花粉症の患者について、初発症状の発現した日と患者の住所ならびにその人数を調べ、当院で採取した花粉数と比較した。結果:初期の少ない飛散量にもかかわらず症状発現する群と、数日遅れた多量の飛散量に対応して症状の発現する群がいた。考案:飛散量の多寡により症状の発現時期に差を認めたことから、発症する閾値が異なる二つの群の存在が推測され、多量の飛散により症状発現する患者は少量飛散により症状発言する患者が出現したことを知った後に予防策を立てることが可能である。

4.誰でもできるシラカバ花粉飛散日の予測法(その3)
 第5回北海道アレルギー研究会 2001.6.23 札幌市
 西澤伸志(美唄労災)
     目的:遠くから樹木の変化を眺めて、花粉飛散日を予測する方法を調べた。方法:雄花の飛散日と樹木の変化を比較した。結果:小枝の新芽が小電球が並んだ電飾様に見えた三日後に花粉は飛散した。また小枝の先が葉に隠れて見えなくなる、あるいは葉が重なりあう日に飛散した。これらが飛散日の指標となるが、三日以前の指標は見出せなかった。

3.シラカバ雄花の生長-誰でもできるシラカバ花粉飛散日の予測法の開発を目的として-
 20回北海道耳鼻咽喉科免疫アレルギー懇話会 2000.11.11 札幌市
 西澤伸志(美唄労災)

2.1999年の美唄の白樺                   ・・・(花粉症の予防)
 19回北海道耳鼻咽喉科免疫アレルギー懇話会 1999.11.13 札幌市
 西澤伸志(美唄労災)
         まとめ:誰でも道具が無くても簡単にシラカバ花粉の飛散日を予測できる方法を見つけだすことを目的として、シラカバ花粉の飛散状況と雄花の変化、新芽の変化を比較検討した。併せて消雪日および積算温度も調べた。雄花が下垂し始めて九日後に飛散が開始となり、全く垂れ下がったら飛散した。新芽が蟹の鋏状となってから七日後、V字形をしてから五日後に飛散し、葉の先端と基部を結ぶ(中央の葉脈)が一直線なった二日後に、葉の先端が裏側に反り返り中央の葉脈が弓状(弧状)になっていたら飛散した。よって、これらの現象が飛散日を特定できる方法である。飛散開始から十日後に雄花は落下した。消雪日から十八日後、積算平均温度が200℃に飛散が始まった。桜開花日と飛散開始日が一致し、タンポポ開花と飛散日が一致した。1999年度のシラカバ花粉の飛散ピークは二峰性であったがシラカバの生育地の地温がその理由と推測した。

1.中空知(美唄)の1995年度スギ花粉を中心に ・・・(アレルギーの基礎研究)
 日本耳鼻咽喉科学会北海道地方部会第173回 1996.3.24 札幌市
 西澤伸志(美唄労災)、佐橋紀男(東邦大薬学部)
     1995年1月15日から6月30日まで美唄労災病院にて花粉を採取した。2月から4月までのアレルギー性鼻炎患者には、鼻汁好酸球とスギRASTを調べた。スギ花粉は3月15日に初めて19個採取でき、3月29日に第二のピーク、4月5日に三番目のピーク(最大個数で140個採取)、21日に第四番目のピークとなって、24日が最後であった。スギRAST検査43名中、陽性者は2名であった。北海道空知地方のスギの木の分布と数についても報告した。


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